一号路を登りはじめて、最初にあるお堂、神変堂。
こぢんまりした印象ながらも、歴史を感じるこのお堂には、
山岳修験の開祖「神変大菩薩 役の小角」が安置されている。
このお堂は、役の小角に従った夫婦の鬼の石像に守られている。
斧を携えた善童鬼と、霊力のある水が入った水瓶を抱える妙童鬼。
ふたりは向き合うかたちで配置されているが、本来は外を見張るように
置かれるのが正しいという説もあるのだそう。