サル園から薬王院へ伸びる山道を歩けば、左手に大きな杉の木が現れる。
これが高尾山の名物のひとつ、たこ杉だ。
たこの足のようにくるくると丸まった根が特徴で、樹齢はなんと450年!
高さは37m、幹回りは6mにもなる巨大なこの杉には、有名な逸話もある。
それは、まだ参道が整備されていなかったころのお話。
道を切り開くためにこの木の根が邪魔で、木を切り倒そうとしたところ、
瞬く間に木の根がくるくると丸まって、道をあけたのだという。
参道を通るときには、この写真に収まりきれない大きさと迫力をぜひ体感してほしい。