寒々しい日が続くこの頃。
高尾山周辺は都内23区内よりも、さらにぐっと気温が低くなるそう。
そんな高尾山では、12月から2月までのあいだ、気温が氷点下になった朝にだけみられる“花”があるという。

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その正体は、「シモバシラ」というシソ科の多年草。50cmほどの大きさで、夏にちいさな白い花をつける植物だ。
冬になると地表に出ている部分が枯れてしまうものの、地中に残った茎は活動を続け、地中の水分を吸いあげる。
吸いあげた水分は地表の茎からしみだし、凍り続けながら“花”を咲かせていくという。

この貴重なシモバシラがみられる季節もあとすこし。高尾山を訪れる際は、チェックしてみよう。