ケーブルカー清滝駅の目の前にある「高橋家」は、風情ある佇まいで登山客を迎える蕎麦屋。
創業は、なんと江戸時代の天保期(1830〜1843年)。
180年以上の歴史を持つ高尾山の老舗だ。

店のシンボルは、屋根を貫いて伸びる樹齢150年以上の柿の木。
この木は、もともと店の庭に生えていたものだそう。
建物を増築する際、伐採せずに残しておいたことで、今に至るんだとか。

柿の木を拝んだら、お蕎麦や麦とろめし、そば団子などの豊富なメニューを楽しもう。
柿のシャーベットの「柿珠玉」や、薄切りの干し柿「柿日和」などは、この店ならではの逸品。
長い歴史に思いを馳せながら、じっくりと堪能したい。