「野の鳥は野に」を標語に、自然の中で鳥を愛で、保護する「日本野鳥の会」の創立者・中西悟堂。
歌人でもある彼が薬王院に泊まり、翌朝に見た景色を詠んだ詩は、今も山頂にある石碑に刻まれている。

「富士までに およぶ雲海ひらけつつ 大見晴らしの 朝鳥のこえ」。

遠くの富士山へと目を向け、中西悟堂の歌を暗唱する。
心を落ち着かせ自然に耳を傾ければ、あなたも一編つくってみたくなるはず。